本稿ではShell Scriptで条件分岐に用いられる、testコマンドについて書く。 どのような条件分岐が可能であるかを、testコマンドのオプションをベースに列挙する。 シェルスクリプトでの利用を想定しているため、[ ]での記述を行う。

条件	内容
-a file	ファイルが存在すればtrue
-d file	ファイルがディレクトリならtrue
-e file	ファイルが存在すればtrue
-f file	ファイルが通常ファイルならtrue
-h file	ファイルがシンボリックリンクならtrue
-r file	ファイルが読み込み可能ならtrue
-s file	ファイルサイズが0より大きければtrue
-w file	ファイルが書き込み可能ならtrue
-x file	ファイルが実行可能ならtrue
a -nt b	aがbより更新日時が新しければtrue
a -ot b	aがbより更新日時が古ければtrue
-z str	strが空文字ならtrue
-n str	strが空文字でないならtrue
str1 = str2	str1,str2が同じならtrue
str1 == str2	str1,str2が同じならtrue
str1 != str2	str1,str2が異なるならtrue
str1 < str2	str1がstr2よりも辞書順で前ならtrue
str1 > str2	str1がstr2よりも辞書順で後ならtrue
a -eq b	a,bの数字が等しければtrue
a -ne b	a,bの数字が等しくなければtrue
a -lt b	aがb以下ならtrue
a -le b	aがb未満ならtrue
a -gt b	aがbより大きければtrue
a -ge b	aがb以上ならtrue

参考

書籍

[改訂第3版]シェルスクリプト基本リファレンス ──#!/bin/shで、ここまでできる (WEB+DB PRESS plus)