Google Domainsを使ってDDNSを設定
- 2021/12/6
- Update: 2022/2/8
- Server
- #Server #Linux #Ubuntu #Google Domains
今回は,Google Domains の DDNS を使ってドメインに動的に ip アドレスを振る方法を書く.
DDNS とは
DDNS は Dynamic DNS の略で,ドメインに割り当てられたホストの IP アドレスに変更があった場合に DNS サーバに通知を行って,ドメインの IP を変更するサービスのことである.
通常の光回線契約では,HGW ルータの電源を入れ直す度に新しいグローバル IP が付与されることが多い.その場合,ドメインに紐づけられた IP を都度変更しなければならない.もちろん固定 IP の契約もできるが料金がかかるため,小規模な自宅サーバなら DDNS を利用したほうが低コストで常時自宅サーバにドメイン名でアクセスできる.
Google Domains
Google Domains では DDNS が利用でき,サーバ側でddclient
を使えば簡単に DDNS を利用できる.
取得方法は Google のことなので,仕様変更が多々あると思うので,公式を参考に.
ddclient
apt install ddclient
インストールの際,GUI で色々聞かれますが,後から設定ファイルで設定するので適当に埋めていく.
設定例は以下.場所は/etc/ddclient.conf
# /etc/ddclient.conf
daemon=60 # サービス化して定期実行する感覚
ssl=yes
protocol=googledomains
use=web
login=[Google Domainsで取得]
password=[Google Domainsで取得]
hoge.hoge.com # DDNSを設定するドメイン
Google Domains で取得する場所はここ.
ここから認証情報を取得して設定する.
さらに,DDNS をサービス化して定期実行する場合は/etc/default/ddclient
を編集する.
# /etc/default/ddclient
- run_daemon="false"
+ run_daemon="true"
これであとはサービスに登録すれば OK.
手動実行する場合は以下を実行する.
sudo ddclient -daemon=0 -verbose
参考
https://qiita.com/gorohash/items/8287738ffe47ab52a36f https://www.uchidigi.com/2020/01/ddclient-google-ddns.html